s_001私なんかも、もうこんな年齢になってくると、葬儀というのか、お葬式というのか、そういうことが心配になってくるわけですよ。

私のお葬式かって?

いえいえ、もちろん私のお葬式も心配ではありますが、私のお葬式のときには、私はもうこの世にいないわけですから、心配してもしょうがないなんていうふうに思っているわけで、今、心配しているのは、やはり父や母のお葬式のことなのです。

あっ、葬儀のことを心配しているからって、両親が病に臥せっているとか、もうそろそろというわけではありませんからね。念のため。
とは言っても、いつそういう日が来ても不思議ではない年齢ではあるわけです。

先日も、クリスマスのイルミネーションをやっている、普通のお宅を両親とともに見に行ったのですが、いわゆる「ホーム・イルミネーション」というものなんでしょうかね。

それが近所にあるということを知り、家族で行ったわけです。

そのイルミネーションは本当に美しかったんですけど、こういうイベントに行ったりすると、「来年も一緒に来られるのかなあ…」なんて考えてしまうんですよね。
イベントやお出かけの際に写真なんかを撮影したりしても、「この写真が遺影になるのかもしれないな…」なんてことまで考えてしまうのです。あと何年くらい一緒に過ごすことができるのかなんて、本当に誰にも分かりませんものね。

その日がいつ来るかわからないわけですが、必ず来ることは決まっているわけで、必ず来ることがわかっているのに、葬儀の準備などということは全然していないわけですから、「わからない」というだけで心配や不安になってしまいます。

こういうことって、「見える化」してしまえばいいんですけどね。
見えないままでいると、不安はどんどん拡がってしまうのですが、見える化してしまえば、実は心配していたほどのことではなかったことに気づくことができるというものです。

斎苑

葬儀屋さんから営業の電話が来ることがあるけど、一度相談してみた方がいいのかもなぁ。
それで安心できそうですものね。